資金繰りに困り銀行の融資を申し込んだけれど、赤字決算や開業して日が浅い、税金や社会保険料の滞納などを理由に、融資が受けられなかった経験はありませんか?
このような状況で役立つ資金調達の手段がファクタリング。
とは言っても、とりあえず有名なファクタリング会社の門を叩いてみたら、断られてしまったという方も少なくないのではないでしょうか。
そのような方におすすめの資金調達先が、エクスプレスです。
エクスプレスは、株式会社一福という会社が行っているファクタリングサービスの中でも、スピードに特化したサービスのブランド名。
エクスプレスでは、不要な審査項目を省略することによってスピーディな資金調達を実現しています。
この記事では、エクスプレスのサービス内容から口コミ・評判まで、気になる点を調べてまとめています。
ファクタリングを考えている経営者の皆さんは、ファクタリング業者選びの参考にしてください。
『エクスプレス』とは?【会社概要を紹介】
まずは、会社概要からみていきましょう。
- 会社名:株式会社一福
- 代表者名:不明
- 所在地:〒170-0013
東京都豊島区東池袋2-50-1 加藤第七ビル7F - 電話番号:03-6384-4567
- 公式サイト:https://1fuku.jp(エクスプレス公式サイトはhttp://bf-express.com)
- 資本金:10,000,000円
- 設立:不明
- 取引サービス:ファクタリング事業(売掛債権ファクタリング、診療・介護・調剤報酬債権ファクタリング)、各種コンサルティング事業
- 対応スピード:最短即日〜
- 営業時間:9時〜19時(平日のみ)
一福は、最短即日現金化、他社に断られていても利用可能という2点を売りにしているファクタリング会社です。
東池袋にオフィスを構え、ファクタリング事業のみならず、コンサルティング業も行っています。
一福は、エクスプレスのファクタリング事業の運営も行っていますが、一福とエクスプレスは全く別のブランドとして完全に切り離されています。
例えば一福では、診療・介護・調剤報酬債権ファクタリングを取り扱っていますが、エクスプレスでは、取り扱っていません。
また、エクスプレスが入金スピードを売りにした一福の別ブランドであることを考えると、審査基準は一福より緩くなっていると考えられます。
一福とエクスプレスの違いをしっかり理解して利用する必要がありそうですね。
『エクスプレス』の資金調達(ファクタリング)について
ここでは、エクスプレスのファクタリング手数料や入金スピードなど、資金調達(ファクタリング)について解説していきます。
『エクスプレス』のファクタリング手数料は?
エクスプレスの手数料水準は、公式サイトで公開されていないため不明です。
口コミを見る限りは少し高めだと思われますが、実際の手数料を知るには問い合わせる必要があります。
以下では、エクスプレスの手数料水準に関して、念頭に置いておくと良いことを解説します。
2社間ファクタリングの手数料
2社間ファクタリングとは、債権者(ファクタリングの利用者)とファクタリング会社の間で交わされる債権売買契約のことです。
ファクタリング会社は、契約締結時に代金を債権者へ支払います。
債権者は決められた手数料を含む金額を債務者(売掛先)から受け取った後、ファクタリング会社へ支払います。
手数料は、一般的には買取売掛金額に対する比率(%)で定められており、平均的な2社間ファクタリングの手数料相場は10〜20%程度。
エクスプレスは、2社間ファクタリングを取り扱っていますが、その手数料水準を公開していません。
そのため、知りたい場合は個別に問い合わせが必要となります。
3社間ファクタリングの手数料
3社間ファクタリングとは、債権者(ファクタリングの利用者)とファクタリング会社、債務者(売掛先)の3社間で交わされる債権売買契約のことです。
契約締結時にファクタリング会社から債権者へ代金を支払い、債務者は定められた日にファクタリング会社へ入金をします。
ファクタリング会社は売掛債権の売買契約をする事を予め債務者へ通知し、承諾が得られてからの契約となるため、取引先に自社の経営状況を知られることになります。
債務者の承諾を得てからの契約となるため、2社間ファクタリングよりも入金までに時間がかかることがあります。
ですが、手数料は安く抑えられるというメリットもあります。
一般的には買取売掛金額に対する比率(%)で定められており、平均的な3社間ファクタリングの手数料相場は1〜9%。
エクスプレスは、3社間ファクタリングを取り扱っていますが、その手数料水準を公開していません。
そのため、知りたい場合には個別に問い合わせが必要です。
『エクスプレス』の入金までにかかる日数は?
エクスプレスは入金スピードを売りとしています。
エクスプレスの公式サイトには、”最短即日入金”と記載されています。
銀行の融資をはじめとする、他の資金調達方法と比べると非常に速いですね。
それでは、ここまで入金スピードが違う理由は何なのでしょうか。
銀行で資金調達する場合、借入や返済の状況から資産内容まで、時間をかけて厳しく審査されます。
しかし、エクスプレスのファクタリングサービスの場合は、銀行が行うような経営状況の審査はありません。依頼主の経営状況より、売掛先の審査に重点が置かれているためです。
こうした理由から、エクスプレスでは素早い入金が可能となっているのです。
ただし、実際の対応スピードは案件により異なってくるため、利用する場合は問い合わせて確認しましょう。
『エクスプレス』の取引件数・取引総額について
エクスプレスの取引件数・取引総額は、公式サイトに記載されていないため不明です。
しかし、高い満足度やリピート率から考えると、かなりの件数があるのではないでしょうか。
『エクスプレス』を選ぶメリット
エクスプレスのメリットは次の3点です。
- 入金スピードが速い
- 高い満足度とリピート率
- 比較的小口でも対応可
ここでは、これらのメリットについて詳しくみていきましょう。
入金スピードが速い
“時は金なり”という言葉があるように、資金調達はスピードが命です。
急に現金が必要になった時、資金調達が遅れてしまえばビジネスチャンスを逃してしまうことにもなりますよね。
入金スピードはファクタリング会社を選ぶ際の重要な判断基準であることに間違いありません。
エクスプレスは、入金スピードの速さを売りにしているファクタリング業者。
売掛債権の審査を重要視しているため、時間がかかる財務状況の審査などは行なっていません。
そのため、最短即日での入金が可能となっているのです。
高い満足度とリピート率
エクスプレスのお客様満足度は91.6%。リピート率は97.5%。
新規の契約率も82.2%と非常に高い数値をたたき出しています。
エクスプレスでは、様々な理由で他社に断られた案件でも相談を受け付け、できるだけ買取ができるように対応しています。
他のファクタリング会社に断られてしまった状況でも柔軟に対応する親切さと丁寧さが、高い満足度とリピート率につながっているのです。
比較的小口でも対応可
エクスプレスで買取可能な債権金額は、30万~2,000万円。
下限金額が30万円というのは、他のファクタリング会社と比べても低い金額です。
少額の取引が多い個人事業主や小規模事業者にとっては、とても利用しやすく便利ですね。
『エクスプレス』の口コミ・評判
ここでは、エクスプレスの良い評判と悪い評判を集めました。
どちらも読んで参考にしてください。
『エクスプレス』の良い評判

一刻も早く資金調達したいという時に、エクスプレスさんに相談しました。スムーズに取引を進めていただき、非常に早く入金してもらえました。手数料も、思っていたより安かったので良かったです。ありがとうございました。

webサイトに書いてあった通り、入金までのスピードが速かったです。
買取金額も、ほぼ希望通りで、助かりました。

説明が丁寧で、親身な対応をしてくださいました。
ファクタリングについてよくわかっていなかったのですが、担当の方がメリットからデメリットまで細かく説明してくれました。
おかげで、安心して利用することができました。
『エクスプレス』の悪い評判

担当者が多忙で、連絡を入れても返事が来るまでに時間がかかりました。こちらの書類不備もあり、結局、資金調達までに3日かかってしまいました。
説明もあまり分かりやすくなかったです。

他のファクタリング会社では、2社間ファクタリングを断られ、3社間ファクタリングでなら対応できると言われてしまいました。
2社間ファクタリングを希望していたので、エクスプレスさんに相談しました。
手数料は10%を超え、高いと思いましたが、2社間ファクタリングで対応していただくことができました。

評判通り、審査はスピーディに実施していただけたのですが、担当者の方の対応があまり良くなかったです。
メールの返信が遅かったり、電話しないと話が進まなかったりといったことがありました。
資金調達を急いでいたのに、結果的に時間を無駄にしてしまった気分になりました。
『エクスプレス』の資金調達(ファクタリング)申し込みから契約まで【審査や調達方法を紹介】
エクスプレスの資金調達(ファクタリング)を利用する際の、問い合わせから入金までの流れを説明していきます。
STEP1.問い合わせ
エクスプレスでは、電話、メール、FAXで問い合わせを受け付けています。
電話の場合は、平日9時から19時が受付時間です。
まずは、質問や相談のみでも問題ありませんので、気になることがあれば気軽に質問してみましょう。
STEP2.ヒアリング【審査書類の提出】
必要書類を提出し、ヒアリング面談を行います。
公式サイトには、ヒアリングの内容について詳しいことは記載されていませんが、一般的なファクタリング契約前のヒアリングでは、以下の点について聞かれます。
- 会社規模
- 業種
- 売上規模
- 売掛金の金額
- 売掛先の会社名
- 希望の入金時期
- ファクタリングの希望金額
- 調達した資金の使途
スムーズに答えられるよう、あらかじめ準備しておきましょう。
また、わからないことがあれば、担当者と顔を合わせて話ができるこの機会に質問し、納得できるまで説明してもらうことをおすすめします。
必要な書類
エクスプレスの公式サイトには、必要な書類は掲載されていません。
エクスプレスを運営する一福では、契約、審査のために下記の書類が必要となっています。
- 法人会社謄本(履歴事項証明書) 【 2通 】
- 法人印鑑証明書 【 3通 】
- 個人印鑑証明書【1通】
- 身分証明書(運転免許証・パスポートなど)
- 取引先との基本契約書
- 成因資料(注文書・契約書・発注書・納品書・請求書など)
- 入出金の通帳・当座照合表(過去3~6か月分)
- 納税証明書
ただし、エクスプレスは入金スピードを売りにした一福の別ブランド。
それを考えると、エクスプレスでは異なる審査基準を設けており、必要書類も異なる可能性がありますので、実際に利用する際は担当者に確認を取りましょう。
STEP2.審査
ヒアリング面談後、審査があります。
必要書類が揃っていれば、特にここで何かをすることはありません。
資金調達がNGとなる場合
エクスプレスの審査基準は銀行融資など他の資金調達サービスより緩く設定されているため、審査で資金調達がNGとなることは少ないです。
しかし、売掛先に倒産のリスクがある、入金日が遠すぎる、債権の成因資料が揃っていないなど、売掛債権の信頼性が低い場合は、審査に通らない可能性も。
一方で、申込者の借り入れ状況や資産に関しては調査、審査をしないため、ファクタリングを利用する企業の経営状況によってNGとなることはほぼありません。
その反面、売掛先の調査は厳しめに行われるものと考えられます。
通過率の目安はどのくらい?
エクスプレスの公式サイトには、審査通過率は公開されていませんが、新規の契約率は82.2% 。
また、リピート率も97.5% 。
一般的に、2社間ファクタリングの審査通過率は70~80%、3社間ファクタリングは40~50%と言われています。
エクスプレスの新規契約率やリピート率からすると、一般的な審査通過率よりはかなり高いと考えられます。
STEP4.買取りプランの提示
審査に通過したら、エクスプレスから買取りプランの提示があります。
ここでは、手数料と買取金額、取引方法、入金までの日数が示されます。
プランの内容を確認し、同意すれば契約となります。
STEP5.入金・支払い
同意した買取りプランに基づいてファクタリングが実行され、指定の口座に入金されます。
最短で、契約した当日の入金が可能です。
その後、2社間ファクタリングであれば、エクスプレスへの弁済を行わなければなりませんので、入金後の資金繰りにも注意が必要です。
3社間ファクタリングであれば、取引先(債務者)が直接、エクスプレスに弁済します。
『エクスプレス』の総合評価・まとめ
いかがでしたか?
エクスプレスは、一福という会社によるファクタリングサービスのうち、スピードに特化したサービスのブランドです。
比較的小口の案件にも対応していて、他社に断られた案件の相談も歓迎しているので、資金調達の最後の砦として非常に心強い存在といえますね。
ファクタリングによる資金調達を検討していて、手数料は多少高くても、とにかく早く資金調達がしたい、銀行の融資が受けられない、他のファクタリング会社に断られたという方には特にエクスプレスはおすすめです。
電話、メール、FAXによる問い合わせを受け付けているので、気になる方はまず、問い合わせをしてみてください。
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